商品情報

【新商品】五光社エンドミル 440SQM / 440NQM

2022年07月27日

五光社オリジナルのエンドミルにこの度、新商品「440SQM(スクエアタイプ)」 と「 440NQM(ラジアスタイプ)」が登場しました。

最近の世界的な半導体不足で、半導体製造装置に使われるアルミ部品の加工の需要が急激に高まり、半導体関連だけではなく、自動車関連産業も今後のEV化を考えますと更にアルミ加工の比率が高まると予想されます。そこで、アルミの高能率加工を可能にした「440SQM」と「440NQM」を投入することにしました。

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<特長>
 内部給油タイプ

→440SQMと440NQMはクーラントの噴き出し口がエンドミルの側面(エンドミルの溝)にあり、クーラントが脇から斜め下の方に吹き出るようになっています。他社メーカーのように先端から吹き出るタイプは、クーラントの効く範囲が先端のみの限定的で、側面加工においては刃先やワークを冷やす、あるいは切り屑排出を助けるという意味ではほとんど効いていません。一方、440SQM/440NQMは側面から吹き出るので、その効果が広範囲に及びます。

 

外周刃および底刃にチップブレーカ(小さなニック)付き

→このことにより、切り屑が小さくなります。特にアルミの場合は柔らかいために切り屑が伸びやすくなります。切り屑が小さくなることで、切り屑によるトラブルを解消することができます。チップブレーカの位置は刃によって互い違いにしてあるため、加工した面に筋が入るようなことはありません。440SQM/440NQMの底面は中心までしっかりと刃が付いているのでZ軸への加工は全く問題ありません。

 

4枚刃

→一般的には非鉄金属加工用には3枚刃が多いのですが、これはチップポケットを大きくして切り屑排出性を考慮してのことです。440SQM/440NQMは内部給油により切り屑排出を高めているので、刃数は4枚に増やし、3枚刃に比べテーブル送りを速くすることを狙いました。

 

不等分割・不等リード

→不等分割と不等リードの組み合わせにより、ビビリを防ぎ、抜群の仕上げ面となります。

 

ポリッシュしたフルート(溝)

→エンドミルの溝をきれいにポリッシュ(鏡面加工)することにより、滑りがよくなるために切り屑が溶着することなくスムースに排出されます。

 

芯厚の割合を適正化

→芯厚の割合を底刃に近い部分とシャンク部に近いところで変化させています。テーパー状に徐々にシャンク部に向かって大きくしています。そのことによりエンドミル本体の剛性が増し、側面加工の場合の壁のうねりや倒れを最小化します。

 

ロングネックタイプ

→どの型番も有効長があるロングネックタイプになっているために、壁際の加工にも対応しています。

 

切削条件が速く、高能率加工が可能

→切削条件表は、下記リンクからご覧になれます。

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他には

・440SQMはスクエアタイプでコーナーはピンカドになっています。

・440NQMはラジアスタイプでR0.3やR0.5などのラジアスが付いています。

 

以上のように440SQM/440NQMは特長が盛りだくさんで、他メーカーには無い全く斬新なものです。

今、お使いのエンドミルに納得がいかない等、エンドミルに関して何かお困りごとをお持ちの方はぜひご検討ください!